カホン短期教室という全9回4ヵ月間のカホン教室を運営していまして、
「1曲を演奏できるようになる」という実践的なレッスン内容なんです。
「実践的なレッスンいいやん!」と一見思うのですが…
今日は「実践だけ」で学べること、学べないことについて書きたいな!と思います。
実践で学べない事が実はかなり大切で、ひいては実践のレベルアップに繋がっていくんです!
確実に!!
カホン短期教室についてちょっと説明
まずは、カホン短期教室についてちょっとだけ説明させてください。
カホン短期教室とは、私が代表を務めるPANDAカホン教室が運営する短期間のカホングループレッスンです。
大阪の十三にあるLan Music Studioを利用してレッスンを行っています。
短期教室では1曲完成させてライブに出演するという本番を用意しています。
グループレッスンなので毎回同じメンバーと顔を合わせて、本番という同じ目標に向かっているので、雰囲気もやる気に満ちてて良い感じ♪
リピートしてくださる方も多くて、これが中々に楽しい教室です。
現在2020年4月スタートの8期生募集中です。
ちなみに先生は私ではなく私の師匠にお願いしています。
カホン短期教室では1曲カホンで演奏できるようになってライブに出演できることが最大の魅力です。
曲演奏(実践)で学べること
曲を演奏するにあたり、まずは楽譜を用意しないといけません。
ドラム譜をカホン譜にアレンジしても良いし、耳コピでも良いです。
(カホン短期教室ではカホン用にアレンジした楽譜を使用します。)
ちなみに楽譜なしで、初心者が何となく叩くと、
尺がわからなかったり、毎回違うフレーズを演奏してしまったり、毎回同じフレーズになってしまったり…。
あまりレベルアップできません。
なので今回は楽譜を用意したという前提で話を進めていきます。
1曲をカホンでちゃんと演奏できるようになろうと思うと、
- 基本のリズム
- フィルイン
- キメ
基本のリズム
基本のリズムは曲によって様々で、
8ビートだったり16ビートだったり。
8ビートも16ビートも色々な種類があるので、たくさんの曲に取り組むほど、引き出しは増えていきます!
フィルイン
フィルインは色々なリズムの組み合わせがあります。
曲によっては同じフレーズを繰り返し使用していたり、様々なフィルインを混ぜ込んでいたりと、色々あります。
PANDAカホン教室では、短期教室専用に先生が特別アレンジで作成しています。
生徒さんのレベルに合わせて難易度を調整した楽譜になっているので、程よく難しくてスキルアップできる仕様です。
キメ
これは曲によってホントに様々!
周りの演奏をしっかり聞いて、息を合わせないとダメなので結構難しいです。
初心者は自分の演奏に集中しすぎて周りの演奏が聞こえてない…。みたいな事が結構あるのですが、
短期教室はグループレッスンなので、他の楽器ではないですが、自然と周りの音に合わせる意識を持つ練習になります。
グループで同じリズムを演奏しているので、ズレていると顕著にわかるのも良いところ!
周りの演奏を聴く意識を持つことは、バンドと合わせてやったときにも役に立つスキルです。
カホンはリズム楽器なので「カホンに合わせろ!」と思う方もいるかもしれませんが、周りの演奏を聴きながら合わせる気持ちがないと成り立ちません。
演奏中にしゃべることもできないので、音で会話するしかないんですよね~。
特にキメは「せ~の!」なんて言えないので…(^^;)
バンドメンバーに全然周りの演奏を聴いていない人がいると、完全に合わせにいくしかないので結構大変です…。
実践練習で足りないこと
実践は本当に大事です!!
実践の場で演奏できないと、何のためにカホンを練習しているのかわからないですからね。
でも実践と同じくらい(それ以上に)大切なのは基礎練習です。
基礎練習とは、例えば
- 正しい叩き方
- 良い音の出し方
- テンポキープ
- アクセント
- ダイナミックス
- 早いテンポと遅いテンポの時の対応方法
等です。
実践をやりつつ基礎をしっかり学んでいく姿勢があればベストなのですが、実践に取り組んでいて、本番が目の前にあると基礎練習を忘れてしまいガチ…。
そりゃ本番を成功させたいから、失敗なく演奏できるように練習したい!!と思う気持ちは当たり前なので、全然ダメな事ではないんです!
でも、基礎練習をする気持ちは、頭の片隅に常に持っておいて欲しいな。と願っています。
土台なくして城は建ちませんからね~。
カホンの正しい叩き方を習得するための練習メニューを全4回に分けてアップした記事があります。
第1回はコチラから↓↓