大阪でカホン作りと講師をしています、かずねです。
前回の記事では16ビートとはどんなリズムなのか?
8ビートと16ビートの違いについて
解説しました。
徐々にレベルアップしていく内容なので、
まだ読んでいない人はコチラから
今回の記事では、
16ビートの超定番4パターンを紹介します。
8ビートの4パターンが叩けている人向けなので、
まだ8ビートが叩けないよ!という人は、
先に8ビートをマスターしてくださいね~!
今回紹介する16ビートと8ビートを組み合わせて演奏すれば、
かなり演奏のバリエーションが増えるので、
ぜひチャレンジしてみてくださーい!
それでは行ってみよう!!
16ビートの考え方は「アクセントの組合せ」
16ビートとは、1小節に16個の音を鳴らすパターンです。
この16個の音を、
以前の記事で紹介した「アクセント練習表」のパターンから、
4種類を組み合わせて叩けば16の音「16ビート」になります。
このアクセント表を参考にしながら説明していきます。
アクセント練習って何ぞや?
という人はコチラからご確認ください。
16ビートの練習ステップ
16ビートは下記の4ステップで練習していくと
スムーズに叩けるようになります。
この4ステップで練習していけば、
効率的に16ビートが叩けるようになるので、
ぜひ練習に取り入れてください!
1つずつ詳しく説明してきますね。
①口カホンで音を唱える
16ビートを演奏するときは、
必ず口カホンで音を唱えながら練習をしましょう。
「ドッッッ タッッッ ドッッッ タッッッ」
というように
音をハッキリと発音していきます。
口で唱えられないリズムは絶対に演奏できません!
最初はちょっと恥ずかしいですが、
カホンでいきなり演奏せずに、
まずは口カホンでリズムを唱えてみてください。
②口カホンに合わせて音を鳴らす
口カホンでスムーズに音を唱えられるようになったら、
手を動かしてカホンを叩いていきましょう。
最初は手を上下にゆっくり動かして、
高音・小音・低音の位置に手を動かせるように練習します。
手の動きに慣れてきたら、
それぞれの音がしっかりと叩き分けれるよに、
音を鳴らしていきましょう。
特に小音が大きくなりやすいので注意です!
それぞれの叩き方についてはコチラを参考にしてください。
③メトロノームに合わせて練習する
ここで初めてメトロノームが登場します。
まずはメトロノーム(BPM=50)に合わせて、
口カホンで音を唱えられるか確認してから、
カホンで音を鳴らしてきましょう。
口カホンがメトロノームの速さに追いつかない場合は、
メトロノームを遅くしてもOK。
口カホンで唱えられる速さに調節してから、
カホンで音を鳴らしていきましょう。
まずはゆっくりでOKです!
④BPMを5~10ずつ上げていく
ステップ③のBPM=50に慣れて来たら、
少しずつテンポアップしてきます。
一気に上げ過ぎると手が追い付かないので、
ちょっと速くなったかも?
あんまり変わらないかな?
くらいで練習していきましょう。
なので、5~10ずつくらい上げていきます。
最初の目標はBPM=80を目指しましょう。
BPM=80くらいで叩けようになると、
ゆっくりの曲なら16ビートで叩けるようになってきます。
16ビートが叩けるようになると、
「なんかめっちゃカッコ良くカホン叩いてるように見えるぞ!」
となるので、
ぜひBPM=80を目指してみてください♪
それでは16ビート4パターンにチャレンジしていきましょ~う!
16ビート①
8ビート①を16ビートにしたパターンです。
右手部分の高音・低音は8ビートと同じで、
左手の部分を小音で叩いています。
◆16ビート①はアクセント「Aパターン」の組合せ
アクセント表の「Aパターン」のアクセント部分を
低音と高音を交互に叩けば
16ビート①のリズムが完成します。
楽譜だけで見ると難しいそうに感じますが、
アクセント表と合わせて考えると意外とシンプルなリズムになっています。
最初に紹介した下記ステップで練習してみましょう。
16ビート②
8ビート②を16ビートにしたパターンです。
右手部分の高音・低音は8ビートと同じで、
左手の部分を小音で叩いています。
16ビート②はアクセント「Aパターン」「Iパターン」の組合せ
「Aパターン」は16ビート①と同じく、
低音と高音を交互に叩きます。
「Iパターン」は低音を叩きます。
これを組み合わせれば16ビート②の完成です!
最初に紹介した下記ステップで練習してみましょう。
◆16ビート③
8ビート③を16ビートにしたパターンです。
高音・低音部分は8ビートと同じで、
それ以外の部分を小音で叩いています。
16ビート③はアクセント「Aパターン」「Iパターン」の組合せ
②と同じく「Aパターン」と「Iパターン」の組み合わせですが、
「Iパターン」が入るタイミングが異なります。
「Aパターン」は16ビート①と同じく、
低音と高音を交互に叩きます。
「Iパターン」②は低音を2回でしたが、
③は高音・低音の組み合わせで叩きます。
高音・低音を組み合わせて叩く所は少し難しいです。
最初は特にゆっくりでOKなので、
下記のステップで練習しましょう。
16ビート④
徐々に難しくなってきました!
8ビートでも④が一番難しかったように、
16ビートでもやっぱり④が一番難しいです。
1音1音を確認しながら、ゆっくり手を動かして練習してみてください。
16ビート④はアクセント「Aパターン」「Iパターン」「Cパターン」の組合せ
3拍目以外は16ビート③と全く同じです。
3拍目だけ、アクセント「Cパターン」に変わります。
1拍分(1・2・3・4)の塊を意識すれば、
意外と難しくないパターンなので、
ゆっくりチャレンジしてみてください。
まとめ:16ビートはアクセント表と照らし合わせながら、ゆっくり練習すればOKです
16ビートいかがでしたか?
最初は「難しそう…」と感じたリズムも
1拍ずつ分解して、
アクセントパターンとして考えれば
そんなに難しいことはやっていないことが
伝わったかなと思います。
今回紹介した練習ステップは、
他の練習でもめちゃくちゃ使える練習ステップなので、
ぜひ覚えておいてくださいね~!!