この記事のレベル
初心者 | (5.0) |
難しさ | (1.5) |
取り組みやすさ | (3.0) |
こんにちは、カホンのかずねです!
カホンを始めるなら、「曲を演奏してみたい」と思っている人が多いのではないでしょうか?
今回の記事では、カホン初心者の方が1曲演奏できるように、楽譜を使いながら演奏のポイントを説明していきます。
一緒に手を動かしながら学べる内容なので、読みながら、カホンや膝を叩きながらチャレンジしてみてください!
この記事はこんな人におすすめ!
- カホンで曲を演奏してみたい人
- カホンを始めたばかりの人
今回一緒に演奏する曲は『歌うたいのバラッド/斉藤和義』です。
この曲は入りやすいタイミングでフィルイン(曲を盛上げるリズム)が入っているので、何度が曲を聞いただけで、フィルインが入るタイミングが掴みやすい曲です。
曲を演奏するときに、どんなリズムをどのタイミングで入れればいいかわからない。
カホン初心者さんに、特に最適な練習曲になっています。
曲を練習する5ステップ
❶準備する
まずは準備が肝心!
この2つができたら準備OK!
このブログを読んでいる場所が、自宅や電車の中など、
もしカホンを演奏できない状況の場合は、必ずしもカホンで練習する必要はありません!
模範演奏の動画
楽譜の無料ダウンロード
曲は2つのリズムで作られている!
楽譜をザっと確認するときは、この2つのリズムで作られていることを確認しておきましょう。
●メインのリズム
●曲を盛上げるリズム
メインのリズムとは
曲の約8割を占めるリズムで、主に「8ビート」「16ビート」と呼ばれるリズムです。
決まったパターンのリズムを繰り返し演奏することが多いのが、メインのリズムの特徴です。
特に「8ビート」はカホンを始めるなら、最初に覚えておきたいリズムです!
詳しくは下記の記事にも書いています。
曲を盛上げるリズムとは
メインのリズム以外の部分で演奏するリズムで、「フィルイン」と呼ばれるものです。
主にAメロとBメロの間や、サビ前など、曲が切り替わる部分で演奏します。
メインのリズムと違って、フィルインには決まったパターンがない場合が多く、曲や演奏するタイミングによって違うリズムを演奏します。
フィルインについては、下記の記事に詳しく書いています。
❷要点を部分練習する
それでは早速、楽譜を見ながら練習していきましょう!
で、
いきなり曲に合わせて演奏すると、めちゃくちゃ難しいので…
まずは、楽譜から、難しい所だけを抜き出して部分練習していきましょう。
『歌うたいのバラッド』に出てくるリズムは8パターンの組み合わせ
楽譜って苦手なんです。
そんな皆様に朗報です!
今回演奏する初心者向けアレンジの楽譜には、上記の8パターンしかリズムが出てきません!
音符で言うなら、8分音符の ❶高音 ❷低音 ❸小音 ❹休符 この4種類だけなので見た目より断然簡単ですよ。
それでは早速チャレンジしてみましょう!
【メインのリズム】8ビート
まずはメインのリズムをマスターしましょう。
このリズムさえマスターできたら「曲の8割が演奏できた」と言っても過言ではありません!
ゆっくりで良いので、手を動かしながら確認してみてください。
左右の手を上下に動かすことに慣れましょう。
最初の内は頭で考えながら手を動かしていると思いますが、
繰り返し動かしていると、自然と手が上下に動くようになってきます。
自然と手が上下に動くよになったら、小音を小さく叩く意識を持って動かしてみましょう。
何度も言いますが…
このリズムが演奏できたら曲の8割が演奏できるので、しっかり練習しておきましょう!
【リズムA】フィルイン
曲に入る時のカホンのリズムです。
休符からいきなりカホンが入るので、曲で合わせるとタイミングを掴むのが難しいポイントです。
なので、曲には合わせずに休符を「1と2と…」と唱えながら4拍目だけ演奏します。
休符も音のない音符です。
のんびりお休みしていると、タイミングを逃してしまうので注意しましょう。
【リズムB】フィルイン
3拍目までは「メインのリズム」と全く同じリズムです。
4拍目は「リズムA」で演奏した「タン タン」のリズム。
メインのリズムで規則的に動かしていた手の動きが少し変わるだけで、テンポが狂ってしまい、上手く演奏できなくなってしまいます。
「メインのリズムを演奏している」気持ちのまま演奏を続けることができれば、手の動きが変わっても、テンポに乗ったまま演奏できるようになります。
【リズムC】フィルイン
2拍目まではメインのリズムと全く同じです。
3拍目は、いつも低音スタートだった右手が高音へ移動するので、焦ってしまうポイントです。
右手を高音へ移動する練習をしましょう。
【リズムD】フィルイン
1・2拍目で低音を連続して演奏します。
同じ音を連続して演奏するときは、徐々にテンポが速くなってしまいやすいので、「メインのリズム」を心で唱えながら演奏すると、テンポが安定しやすくなります。
【リズムE】フィルイン
【リズムF】フィルイン
【リズムG】フィルイン
「4分の2拍子」という小節
通常「4分の4拍子」と言って、1小節に4分音符が4つ分の音が入っていますが、
「4分の2拍子」の小節には、4分音符が2つ分の音しか入りません。
「1と2と3と4と」と数えてしまうと、次の小節に突入してしまうので、忘れずに「1と2と」で次の小節へすすみましょう。
あまり深く考えすぎると難しいので…
「2拍で次に進むんだな~」くらいの軽い気持ちで挑みましょう!
その方が上手くいきます。
❸要点A~Gとメインのリズムをつなげる
要点を絞って部分練習ができたところで次のステップ
前後のリズムとつなげて演奏してみましょう!
つなぎ練習①【A~C】
「リズムA~C」の前後のリズムを記載した楽譜です。
ダウンロードした楽譜を見ながら練習してもOKです。
基本的には、前後の「メインのリズム」が来る構成になっています。
つなぎ練習「リズムD~G」
「リズムD~G」までの前後のリズムを記載した楽譜です。
特に「リズムF・G」は曲で合わせる前に、落ち着いて演奏できるよに、何度も繰り返し練習しましょう。
❹メトロノームに合わせる
やっとここまできたら、ダウンロードした楽譜を見ながら、メトロノームに合わせる練習です。
曲に早く合わせたい気持ちを我慢して…
まずはメトロノームに合わせましょう。
なぜなら、演奏途中で躓いてしまっても曲は待ったなしで流れて行ってしまうからです。
何度も躓いてしまったら「できない」「難しい」というマイナスな感情が出てきます。
そういうのがお好きな人は、どんどん曲に合わせて演奏して、躓いて…を繰り返してもらったら良いんですが、大抵の人は「できない」より「できた!」の方が好きだと思うので、できる所からスモールステップで練習することを、強くオススメします。
自分がどれくらい演奏できているか、練習途中で確認したい場合は、
できない所があっても【曲に合わせてみる】方法はオススメです!
❺曲に合わせる
いよいよ曲に合わせて演奏していきます!
待ってました~!!!
という感じですよね。
Youtubeを聞きながら演奏してみましょう!
いい歌に合わせてカホンを演奏できたら、最高に気持ちいいですよー!!!
まとめ
お疲れ様でした!
曲に合わせて何とか1曲演奏できましか?
曲の最後は段々小さな音で演奏していけば、音源の雰囲気に合わせて演奏することができます。
曲に合わせて演奏できると、やっぱり楽しいですよね♪
今回は入門編楽譜で演奏にチャレンジしました!
もっと難しい楽譜にチャレンジしたい方は下記から販売しているので、ご興味ある方はチェックしてみてね!